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成果を上げられる人と上げられない人の違いはどこにあるのか

人材育成
2020.10.04

企業研修講師として15年、延べ700日の研修に登壇。新入社員から管理職まで1万人を超えるビジネスパーソンのやる気と行動を引き出す。製造業を中心に営業・IT・物流部門まで30社以上の教育体系構築支援と研修プログラムの開発・実施等、人材育成の仕事に360度携わる。

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成果を上げる原理原則とは?

❑成果を出す人の特徴

成果を出す人の特徴として、「行動が早い!」ことが挙げられます。「50点主義」という考え方がありますが、最初から完璧を狙わずに、ある程度の準備ができたら、「まずはやってみよう!」という意識で、行動してみるのです。

やってみると、やってみなきゃわからない課題が見えてくる。そしたら、どんどん軌道修正していけばよいのです。大事なのは、「小さな行動」にすることです。最初の一歩を高くすると、なかなか怖くて踏み出せなくなりますからね。

❑なぜ、成果を出せないのか

逆に、成果をなかなか出せない人は、「初動が遅い」のです。ちゃんとやろうとし過ぎて計画や準備に時間をかけ過ぎ、そのうち不安や怖れに心を奪われ、行動できなくなり、先延ばししてしまう・・・・。自分で勝手にブレーキを踏んでしまうのです。

ゴルフに例えると、最初からホールインワンを狙っているようなものではないでしょうか。そりゃ、いきなり100点満点をとりにいくのは、ハードルが高すぎますよね。

❑成果を上げるシンプルな方法「DCAP」

まずは、完璧じゃなくて良いので、一打を打ってみる。そうすると、少し前に進めるし、見える世界が変わる。要は、小さな一歩をいかに早く踏み出すかです。あとは、軌道修正しながら進んで行けば、結果的には早く成果に辿り着けるわけです。

ビジネスの世界では、PDCAという仕事の進め方がありますが、私はこの順番を変えて、DCAPを推奨しています。計画・準備から始めるのではなく、まずは行動から始めようということです。行動して(D)、振り返って(C)、軌道修正のアイディアを考えて(A)、次の小さな一歩を決める(P)ことの積み重ねが、成果を出すのに一番の近道だと考えているからです。

❑パフォーマンスを上げるには

では、「行動できる人」と「行動できない人」を分ける根本的な要因は何でしょうか。それは、心の状態の違いなんです。

心の状態が、ワクワクしてたり、気分がノリノリだと、軽快に行動できることは、想像できると思います。逆に、恐れや不安といったマイナスの感情を抱えていたり、緊張でガチガチだと、自ずと行動にブレーキをかけてしまいますよね。人間は、理性よりも感情に左右される生き物なので、心の状態をいかにプラスにマネジメントできるかが、行動や成果に大きく影響するのです。

❑心の状態を上げるには

心の状態は、外からの刺激(どんな体験をするか)と、内からの刺激(どんな意識を持つか)の2つによって変わります。なので、リソースフルデザインの体験型研修メソッドでは、この2つの刺激を研修プログラムの柱にしています。

1つは、アイスブレイクで、本人の心の状態を上げること。それにより、行動やパフォーマンスが上がりやすい環境づくりを大切にしています。職場でも、朝礼や1日のスタートに簡単なアイスブレイクを取り入れることで、心の状態を上げることができますよ。

もう1つは、体験型ワークの提供を通して、本人の意識やモノの見方の変容を促すこと。そのことで、内側からの成長が進むように研修設計しています。職場では、過去の経験則やパターンに捉われていないか、本人の意識やモノの見方に刺激を与えるような関り方ができると良いですね。

この「成果を上げるための原理原則」の中から、なにか一つでもよいので、ご活用いただけると嬉しいです。

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