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なぜ、アイスブレイクにそこまで時間をかけるのか?

講師が大切にする7つの考え方
2019.07.16

企業研修講師として15年、延べ700日の研修に登壇。新入社員から管理職まで1万人を超えるビジネスパーソンのやる気と行動を引き出す。製造業を中心に営業・IT・物流部門まで30社以上の教育体系構築支援と研修プログラムの開発・実施等、人材育成の仕事に360度携わる。

詳しいプロフィール

エピソードで学ぶ
「研修講師が大切にする7つの考え方」    第4話

こんにちは。
リソースフルデザインの木之上です。

先日、久しぶりに外部のセミナーに参加しました。
20名ほどの方が参加されていましたが、
初対面の方ばかりで、
人見知りの私には、ちょっと辛い・・・。
不覚にも、緊張してしまい、
自分らしく関わることができませんでした(恥)

皆さんは、こんな経験はありませんか?

営業をされている方や、
対人関係が得意な方は、
こんなことはないと思いますが、

内勤をされている方や、
対人関係が苦手な方は、
初対面の場面では、どうしても緊張して、
ぎこちない関わり方になってしまうようです。

では、なぜ人は、緊張するのでしょうか?

それは、新しい環境に、
脳が無意識に危険を感じてしまうからなんですね。
お互いが心に壁を作って、ビクビクしてる・・・。
じゃあ、この心の壁を取り払うには、どうすればいいのか?

答えは簡単です。

そう、お互いのことを理解し合えばいいんです。

でも、その一歩がなかなか踏み出せない・・・。
特に対人関係が苦手な方は!
仲良くなるのに、時間がかかるんです。
仲良くなっちゃえば、深いお付き合いができるんですけどね。
なかなか自分から、積極的に関われない・・・。

私は、15年にわたり、
700日ほど企業研修に携わってきました。
そこにいらっしゃる方は、
営業で対人関係が得意というよりは、
製造や内勤で対人関係が苦手の方がメインでした。

研修開始時は、
緊張しているのか、会話も少なく「シーン」としていて、
ひとり一人が、スマホに目を落し、周りと関わろうとしない・・・。
講師の私にまで、緊張感が伝わってきます。
こんな状態で、研修を進めても、
会話が弾むわけもなく、ディスカッションも低調になり、
気づきの少ない、ただ受けるだけの研修で終わってしまいます。

これでは、研修する意味がありませんよね。

そこで、私がとった作戦は!

研修冒頭から、アイスブレイクに
たっぷりの時間をかけるようにした。

イスから立ち上がってもらって、
背伸びしたり、ストレッチしたり、
フラフープを使ったミニゲームをやってみたり、
とにかく、身体を動かし、声を出し合い、
みんなで体験できるミニワークを
やっていくのです。
そうすると、五感が刺激されて、感情が動き始めます。
自然に笑いがこぼれたり、歓声があがったり、
失敗しても笑い飛ばして、OKにしあえたり!

自然に、互いの心の壁が取り払われて、
安全・安心な場が出来上がります。

さっきまでの緊張は、すでに消え去り、
安心して心を開きあい、互いに学びあっていこうという
積極的な場が出来上がるのですね。

こうなると、その後の研修は、
非常に建設的な時間になり、
内容の濃いものになっていくのです。

人間関係が得意な人も、苦手な人も、
どんな人でも無限の可能性を秘めた存在です。
ただ、その可能性を引き出すのは、
研修講師の関わり方次第!

「安全・安心な場」をいかに提供できるかにかかっている!

研修以外でも、
職場やミーティング、会議、ワークショップ等々・・・
様々な対人場面がありますよね。

その場所は、皆さんにとって「安全・安心な場」
になっていますか?

もし、その場に「安全・安心」を
感じることができていないとしたら・・・
皆さんのパフォーマンスは、ブレーキがかかった
状態かもしれませんね。

アイスブレイク一つ加えるだけで、
「安全・安心な場」な場が生まれ、
皆のパフォーマンスがあがるとしたら、
どうでしょうか?
取り入れない手はないと思いますけど、
皆さんは、どう思われますか?

エピソードで学ぶ
「研修講師が大切にする7つの考え方」
今日の教訓!

その④『アイスブレイクで、安全・安心な場を創る』

最後まで、お読みいただき、ありがとうございました。
良い1日を!

社内講師養成&講師力向上コンサルタント
リソースフルデザイン
代表 木之上拓浩

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