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研修設計にオキテってあるの?

講師が大切にする7つの考え方
2019.08.23

企業研修講師として15年、延べ700日の研修に登壇。新入社員から管理職まで1万人を超えるビジネスパーソンのやる気と行動を引き出す。製造業を中心に営業・IT・物流部門まで30社以上の教育体系構築支援と研修プログラムの開発・実施等、人材育成の仕事に360度携わる。

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エピソードで学ぶ
「研修講師が大切にする7つの考え方」第5話

こんにちは。
リソースフルデザインの木之上です。

皆さんは、研修に対してどのようなイメージをお持ちですか?

たとえば、皆さんの中に明確な目的がある時、
「資格を取得したい!」とか
「〇〇を学びたい!」とか
そういう時は、自分のためだと思って、
意欲も高く、積極的に参加しようと思いますよね。

受講者が、こういうやる気のある方ばかりなら、
講師も楽なのですが・・・。

残念ながら、私が得意とする企業研修は、
こういうやる気のある方は、非常にまれなのです。

企業研修は、
どちらかというと受講者から嫌がられる存在です。
「このクソ忙しいのに・・・研修どころじゃない!」
「たださえ業務で手一杯なのに、どうして研修受けなきゃいけないの!」
「無難にやり過ごして、早く仕事に戻りたい・・・」
「どうせ、役に立たないに違いない」
「研修嫌だなぁ・・・、正直不安」

多くの方が、このような心の状態で研修に来られるので、
研修開始前は、皆さん不機嫌そうなオーラを醸し出してます(笑)

受講者の皆さんの気持ちは、よ~くわかりますよ。
上司から「研修に行ってこい!」と言われて、
仕方なく参加するわけですから。
しっかり動機づけされてないのです。
このままの状態で研修に参加しても、
意欲が低いままで、時間の無駄になってしまいます。

これではマズイ!

そこで、私が意識することは何か・・・

『受講者の心の状態をいかに良くしていくか』
に尽きるのです。

マイナスの感情(嫌!)を、プラスの感情(楽しい!)
に変えていく。
ここに全力を注いでいくのです。

楽しければ、積極的になるし、脳も活性化して
視野も広がり、気づけることが多くなり、前向きになる。
研修の早い段階で、この状態まで持っていきます。

まずは、つかみが大切。
「エッ、この研修、意外と楽しいかも・・・」
「仕事に役に立つかも・・・」
と感じてもらいます。

中盤では、
「なるほど!」
「そんな見方もあるんだ!」
等々、視野を広げたり、深めたり、自分事として捉えてもらいます。

エンディングでは、
「俺、やってみるよ!」
「俺、変わんなきゃヤバいな・・・」
やる気スイッチをオンにして、その後の行動に繋げてもらいます。

このように、
企業研修のプログラムでは、
「受講者の感情を核にして設計する」ことが大切なのです。

エピソードで学ぶ
「研修講師が大切にする7つの考え方」
今日の教訓!

その⑤『研修は、感情設計が肝心!』

最後まで、お読みいただき、ありがとうございました。
良い1日を!

社内講師養成&講師力向上コンサルタント
リソースフルデザイン
代表 木之上拓浩

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