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あなたは、どんな背中を見せていますか?

講師が大切にする7つの考え方
2019.06.18

企業研修講師として15年、延べ700日の研修に登壇。新入社員から管理職まで1万人を超えるビジネスパーソンのやる気と行動を引き出す。製造業を中心に営業・IT・物流部門まで30社以上の教育体系構築支援と研修プログラムの開発・実施等、人材育成の仕事に360度携わる。

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エピソードで学ぶ
「研修講師が大切にする7つの考え方」第3話

こんにちは。
リソースフルデザインの木之上です。

前回(第2話)の教訓

「ほめて、エネルギーを高め、やる気を引き出す」
はいかがでしたか?

実際に、誰かをほめてみましたか?

ほめてみたら、相手の反応が変わり、
確かに、ほめることの大切さが良くわかった
という方もいらっしゃれば、

ほめてみたけど、
たいして反応がなく、心が折れそうになった
という方もいらっしゃるかもしれません。

でも、良い結果が得られなかったからといって、落ち込まないでくださいね。

あなたが、勇気を出して、
いつもと違う行動をとられたことは、
相手に間違いなく伝わっていると思うのです。

いつもは、滅多にほめてくれないのに、
今日は、ほめてもらった。
突然のことで、ちょっとビックリ!
この人、ひょっとしたら、
変わろうとしているのかも・・・。
と、相手は感じてくれているかもしれません。

大切なのは、

チャレンジする姿を相手に見せることだと思うのです。
上司として、私も頑張ってチャレンジしているんだよ!
だから、君たちも頑張れ!応援してるぞ!
という姿勢で関わることではないでしょうか。

心理学者のアルフレッド・アドラーは
『人間は、誰でも、何でも成し遂げることができる』
と言っています。

私たちには、目標達成や問題解決に必要なリソース(資源)は
既に充分備わっていると。

なのに私たちは、
「無理そう・・・」とか、
「難しそうだな・・・」
「失敗したらどうしよう・・・」
といって、

つい自ら行動にブレーキをかけてしまいます。

それも無理はありません。

なぜなら、私たちの多くは、
これまで散々勇気をくじかれてきたから・・・。
他人と比較されて敗北感を味わったり、
高い目標を与えられて挫折感を味わったり、

そんな、過去の挫折や失敗や辛い思いが顔を出すたびに
私たちは、チャレンジをしなくなります。
その結果、現状は何も変わらないのです。

予備校で浪人していた頃のことをお話しします。

私は、第一希望を目指して、大学受験にチャレンジしていました。
でも、合格する保証もないし、不安で仕方がなかった。
そんな私が、唯一足繁くかよった授業がありました。
芦川先生という方の英語の授業です。
その授業は、わかりやすさが人気で、いつも行列ができるほどでした。
先生の見た目は、学者のようで、ちょっと変わった風貌。
ロシアの作家ドストエフスキーの研究をされていて、
大学教授を目指してチャレンジしていました。

そして、
「君たちも大変だけど、必ず道は開けると信じて頑張って!」
「私のような大人も夢に向かってチャレンジしてるから、君たちも頑張れ!」
と、いつも私たちを勇気づけてくれる方でした。

チャレンジしている人に勇気づけされると、
なぜか不思議とチカラが湧いてくる・・・。

私は、英語の成績を上げたいからというよりは、
先生に勇気づけてもらいたくて、授業に参加していたのかもしれません。

勇気とは、

困難を切り開くチカラのこと。
だけど、多くの人は、勇気が持てずに、
一歩踏み出すことを躊躇してしまう。
だからこそ、勇気づけてあげたい!
立ち止まっているビジネスパーソンのチカラになりたい!

私は、身をもって、
「チャレンジする姿勢をもち、人を勇気づけること」

の大切さを学ぶことができました。

この芦川先生に勇気づけられた体験が、
私の講師としての「あり方」の原点の一つになっています。

「講師として、チャレンジする姿を見せ、
研修に参加してくださる方々を勇気づける」

リソースフルデザインが大切にする考え方です。

エピソードで学ぶ
「研修講師が大切にする7つの考え方」
今日の教訓!

その③『勇気づけの姿勢で関わる』

最後まで、お読みいただき、ありがとうございました。
良い1日を!

社内講師養成&講師力向上コンサルタント
リソースフルデザイン
代表 木之上拓浩

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